サッカーボールチャレンジ宣言

突然ですが、エコテストメンバーは、2010年夏
「1ヶ月のごみをサッカーボール1個分にする!」に挑戦します。

きっかけは世界一の環境先進国、スウェーデン出身のぺオ・エクべリ氏との出会いです。

ぺオさんは2010年9月からスウェーデン・エコ・スマート検定をスタートさせるのですが、
そのサイトの中にあった言葉に共感と衝撃を受けました。

引用すると

「エコ」の反対の言葉は「破壊」。
朝おきてから夜寝るまでに、
私たちの一日の小さなたくさんの「判断」(選択肢)が
身近な世界から遠くの世界にまで影響します。
それが環境問題。
でも環境問題は思ったより解決しやすい。
日常の小さな賢い「判断」が、よりよい地球をつくります。
しかも、便利で楽しい日常につながり、
家の財布も仕事の経済も良くなります!」



日々、環境に関わる仕事をしている身ですが、
特に意識せずにいると小さな破壊を積み重ねていること、
またそれに慣れてしまっている自分に改めて気がつかされました。

無意識とは恐ろしい!

さらに

「私たち夫婦の1ヶ月のごみはサッカーボール1個分、
これはスウェーデンの平均的なごみの量です」 

この言葉には衝撃を受けました!


思えば私の環境問題の原点はごみ、リサイクル問題でした。

高校時代、掃除の時間にふと目にしたゴミの山の写真。
燃えるごみも、燃えないごみも、冷蔵庫のような粗大ごみも
一緒くたに埋立地に捨てられている様子が写っていました。
そのあまりの汚さにぞっとした経験が、その後の進路を決めました。

大学・大学院と環境政策を学び、環境コンサルタントとして就職。
その時に日本のリサイクル法の立法・施行の仕事に従事しました。

「これで日本のリサイクルの仕組みはだいたい出来上がった。
めでたしめでたし。
よし、次は化学物質管理の仕事をしよう!」


と鼻息も荒くエコテストを立ち上げてから10年目の夏。
ぺオさんの言葉をきっかけに我が家のごみの量を記録してみると

「(リサイクル法を作った私だけど)ごみ、ぜーんぜん減ってない!
むしろ増えてるっーー!」


これまた衝撃的な事実に直面してしまいました。。


この衝撃を受けた時はちょうど、記憶にも新しい
南アフリカでのワールドカップが真っ盛り。

サムライジャパンに私も日本中も釘付け、
熱狂していた時期だったのです。

ワールドカップ効果もあって
「サッカーボール1個」
という表現に異常に興奮(笑)。

サムライジャパンの躍進のもととなった意識改革

「自分たちは弱い」

この言葉に、自分の姿を重ねあわせることに。。。。。。。


今まで決して口に出したくなかった言葉。

-「日本のエコは遅れている」-



・・・・。


今までの私は日本を愛する気持ちから、

「(エコで)日本はドイツなんかに負けてません!」
と口にすることで、自分と周囲を励ましていました。

でもそれは弱さゆえだったと今は認めることができます。

そしてサムライジャパンのように

「日本のエコはまだまだ」
と自分たちの姿を受入れつつ、
素晴らしいエコを今一度目指していきたいと思っています。

今の私の夢は、1ヶ月のごみをサッカーボール1個にして、
そのなかでの発見や気づきにワクワクしつつ、
「1ヶ月のごみをサッカーボール1個」仲間を沢山つくって
サッカーチームをつくり試合をしたいです。
試合を通じて、さらに「1ヶ月のごみをサッカーボール1個」
仲間を増やしていけたらと楽しいなあと!


ちなみにぺオさんはサッカーボールリフティングの世界記録保持者(笑)
「サッカーの試合をしたいんです!」
とお話したらとても喜んでくださって、素敵なアイディアも頂きました♪

まずはエコテストのメンバー3人での社内プロジェクトとしてサッカーボール1個にチャレンジしたいと思います。自治体によって異なるリサイクル状況や、生活環境によるごみの量の違いを乗り越え、達成できるのか!?
チャレンジの状況は随時ブログやサッカーボール達成への道のページでご報告いたしますので、 どうぞご期待下さいね。

このページを読んでくださっているあなたもぜひ
いっしょに挑戦してみませんか?
ゴミ箱のなかに発見やアイディアが詰まっているかもしれませんよ



感謝を込めて
2010年8月2日

エコテスト株式会社
代表取締役 児玉千洋

サッカーボール達成への道連載中!エコテストのスタッフブログ